ヴァージル・アブローの遺産を未来へと継承する逸足!
"NIKE(ナイキ)"との"THE TEN(ザ・テン)"でスニーカーの見方を変え、ファッション、建築、音楽、アートを軽やかにつなぎながら新しいデザイン言語を築いた"VIRGIL ABLOH(ヴァージル・アブロー)"。その創作の軌跡を未来へ受け渡す存在として立ち上がっているのが、"VIRGIL ABLOH ARCHIVE(ヴァージル・アブロー アーカイブ)"、通称"V.A.A."である。ヴァージルの活動から生まれた作品、プロトタイプ、スケッチ、デジタルメディア、私物や資料など2万点以上を収蔵し、彼が残した"CODES(コード)"を保存するだけでなく、次のクリエイターへ開いていくためのアーカイブとして機能している。2025年9月末にパリで開催された回顧展"VIRGIL ABLOH: THE CODES"で初披露された本作は、従来の"OFF-WHITE c/o NIKE"とは異なる、"V.A.A."名義での新たなフットウェアプロジェクトとして注目を集めた。
今回の一足は、2026年のフットボールカルチャーを見据えて"NIKE"が展開する"X2"プロジェクトから登場する。7つの代表チーム、7組のクリエイター、7つの地域スポーツ団体を結び、ピッチ、ストリート、コミュニティをつなぐ試みで、米国代表では"V.A.A."が"THE STARS & STRIPES(スターズ & ストライプス)"を担当。地域スポーツの公平性を支える"COALITIONS FOR SPORT EQUITY"を讃えながら、ヴィンテージアメリカーナと1994年の空気を思わせるノスタルジックなムードを、ヴァージルらしい視覚的な遊びへと変換している。その足元を担うのが、往年のフットボールスパイクを日常で履ける仕様にした"CRYOSHOT(クライオショット)"である。スタッドをクリアケージの中に閉じ込めることで、スパイクを街へ持ち出せるスニーカーへと再編集している
ベースとなる"ZOOM M9(ズーム M9)"は、米国女子サッカーの象徴である"MIA HAMM(ミア・ハム)"と深く結びつくクラシックスパイク。1999年のFIFA女子ワールドカップで米国代表を頂点へ導いた彼女の活躍とともに記憶され、女性プレーヤーのために設計されたナイキ初のフットボールブーツとしても重要な意味を持つ。しなやかなアッパー、低く構えたシルエット、ピッチ上でのスピードとタッチを支えた機能美は、90年代末の女子フットボールの熱気と重なり、今回の米国代表コレクションにふさわしい背景を備えている。
"CRYOSHOT ZOOM M9"では、その歴史的なスパイクをクリーンなホワイトのシンセティックレザーで包み込み、ヴァージルのデザインコードを随所に刻み込んだ。サイドには同色でステッチされたスウッシュを走らせ、履き口付近には赤いミニスウッシュをアクセントとして配置。ヒールの"AIR"表記、シューレースの"SHOELACES"、大型のレッドジップタイといった象徴的なディテールが、ひと目でヴァージルの文脈を伝える。さらに半透明のソールからはスタッドが透け、レッドやブラックのパーツが白いアッパーを引き締めることで、スポーツギアの緊張感とアーカイブ由来のアート性を共存させている。
フットボールの名作を、記憶を身につけるための新しいプロダクトへと磨き上げた一足。"MIA HAMM"のワールドカップでの輝き、米国代表のカルチャー、そして"VIRGIL ABLOH"が残した未完成の美学が重なり、ピッチの歴史をストリートへ持ち込む"CRYOSHOT"の思想を鮮やかに体現している。
"X2"コレクションは海外で2026年6月中旬より順次展開予定。価格は$210。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。
Item Detail
ヴァージル・アブロー アーカイブ × 米国代表 × ナイキ クライオショット ズーム M9 (IM3886-100)
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