サンフランシスコ・ベイエリアを拠点に独自のスタイルを築いてきたラッパー、"LARRY JUNE(ラリー・ジューン)"。幼少期にアトランタでも過ごしたバックグラウンドを持ち、ベイエリア由来の滑らかなグルーヴに、南部らしい余白のあるビート感を重ねたレイドバックな音楽性で支持を集めてきた。"GOOD JOB LARRY"や"NUMBERS"といったフレーズ、オレンジを象徴的に使うブランディング、健康的なライフスタイルやビジネス感覚を歌詞へ織り込む姿勢も特徴で、"ORANGE PRINT"、"SPACESHIPS ON THE BLADE"、"THE ALCHEMIST(アルケミスト)"との"THE GREAT ESCAPE"などを通して、インディペンデントな活動を貫くアーティスト像を確立している。
今回ベースに選ばれたのは、"ADIDAS(アディダス)"のY2Kランニングアーカイブ、"ADISTAR(アディスター) CONTROL 5"。2008年にパフォーマンスランニングシューズとして登場し、オープンメッシュのアッパー、複雑に重なる補強パーツ、立体的なスリーストライプス、厚みのあるソールユニットで安定性とクッショニングを追求した一足である。前足部には反発性を高める"ADIPRENE+"、中足部にはねじれを抑える"TORSION SYSTEM"、ヒールには着地を支える"FORMOTION"を備え、2000年代後半のランニングギアらしいテクニカルな存在感を放つ。近年はY2Kランナーの再評価とともに、ストリートでも改めて注目を集めている。
本作は、先にファミリー&フレンズ仕様でも話題を呼んだ"LARRY JUNE"と"ADIDAS ORIGINALS"のタッグを、一般発売へとつなげるコラボレーションモデル。アッパーはピンク系のオープンメッシュを軸に、グレーがかったベージュのケージと補強パーツを重ね、サイドのスリーストライプスには半透明のライムグリーンを差し込んだ。シューレースは鮮やかなイエローオレンジ、ライニングにはフレッシュなグリーン、ヒールやシュータンには落ち着いたブラウンを配置。アウトソールにもライム、レッド、イエローを散りばめ、Larry Juneのシトラス感、ベイエリアの陽光、そして"ADISTAR CONTROL 5"のメカニカルな造形をひとつにまとめている。シュータンには"LARRY JUNE"のロゴを配し、付属アクセサリーもコラボレーションらしい特別感を演出。スポーティでありながら、彼の音楽に通じる余裕ある空気をまとった一足となっている。
海外では2026年8月15日にアディダス取扱店にて発売予定。価格は$160。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。
(pic. riblets1218)