履き込んだようなエイジング加工でタフさを際立たせる!
"VANS(ヴァンズ)"のスケート史を語るうえで欠かせない名作、"HALF CAB(ハーフキャブ)"。その原点は、1989年にスケートボード界のレジェンド、"STEVE CABALLERO(スティーブ・キャバレロ)"の初代シグネチャーとして誕生した、"CABALLERO(キャバレロ)"にある。足首を守るためのハイカットの一足だったが、90年代初頭のスケーターたちは、より自由な動きとボードコントロールを求め、アンクル部分を自らハサミでカット。切り口をダクトテープで補強し、ミッドトップのように履きこなすDIYカスタムが現場で広がっていった。
そのリアルな声を受け止め、1992年に正式モデルとして送り出されたのが、"STYLE 33"としても知られる"HALF CAB"である。モデル名には、キャバレロの名を冠したトリック"HALF CAB"の意味も重ねられ、スケーターが作り出した実用的な改造をブランドが製品へ昇華したという背景を持つ。ほどよく足首を支えるミッドカット、足裏感覚を伝えるバルカナイズドソール、確かなグリップを生むワッフルアウトソール、履き口まわりのパッドなど、スケートのための機能を備えながら、丸みのあるフォルムとサイドのロゴパッチがストリートファッションにも浸透。30年以上を経た現在も、スケートカルチャーのDIY精神を象徴する一足として愛され続けている。
今回は、その歴史あるシルエットを、日常でも取り入れやすい軽快な仕様へと再構築したモデル。従来のボリュームを生んでいたパッド感を抑え、スリムで低いプロファイルへ整えることで、クラシックな雰囲気を残しながらも、幅広いスタイリングに馴染む一足へと仕上げている。
アッパーはコンバットブラックで統一し、シボ感のあるレザーとメッシュを組み合わせた。同色ながら、トウやサイドにはレザーの重厚感、甲まわりにはメッシュの軽さが加わり、素材の違いで奥行きを生み出している。アイステイにはメタリックのハトメをセットし、グレー寄りのシューレースでわずかにコントラストをプラス。サイドの"HALF CAB"ラベルやシュータンのグラフィックはホワイトで配置され、ミニマルな配色の中で存在感を放つ。
ソールまわりにはグリース加工を施し、長く履き込んだような黒ずみや擦れ感を演出。新品でありながら、すでに街やスケートスポットを歩き込んだようなヴィンテージ感を漂わせている。ヒールの"OFF THE WALL"パッチ、ブラックのピンライン、ブラウンがかったワッフルアウトソールも、クラシックなVANSらしさを強調。軽快な履き心地とラフなエイジング感を備えた、現代版"HALF CAB"らしい仕上がりとなっている。
日本国内では2026年7月1日にBILLY'Sにて発売予定。価格は13,750円(税込)。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。
Item Detail
ヴァンズ ハーフキャブ デコン コンバット ブラック (VN000EATBLA)
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