1994年の名作スパイクを、氷結保存したようなストリート仕様へ!
2026年ワールドカップが開幕し、ピッチ由来のディテールを日常のスタイルへ持ち込むトレンドが勢いを増している。"NIKE(ナイキ)"が展開する"CRYOSHOT(クライオショット)"は、その流れを象徴する新世代のフットボールライフスタイルシューズである。競技向けスパイクのスタッドを半透明TPUで包み込み、まるで名作ブーツを氷の中に保存したかのように見せるのが最大の特徴。"CRYO"が連想させる極低温保存のイメージを、ソールユニットそのものへ落とし込んでいる。ナイキ フットボールを支えてきたイタリア・モンテベルーナで磨かれた設計は、見た目のインパクトだけでなく、ドロップイン式ミッドソール、ヒールのZoomユニット、接地を助けるラバーラグなど、コンクリートの上で履くための快適性も意識されている。透明TPUは気泡や歪みが目立ちやすく、スタッドの凹凸を美しく見せながら履き心地を成立させる難度の高いパート。だからこそ"CRYOSHOT"は、スパイクをスニーカーへ置き換えるだけではない、ナイキらしい技術と遊び心が混在したプロジェクトと言える。
そのベースに選ばれたのが、1994年の"TIEMPO PREMIER(ティエンポ プレミア)"である。"TIEMPO"は1984年に始まったナイキのフットボールブーツの中でも長く続くラインで、しなやかなレザーがもたらす繊細なボールタッチと、折り返し式のタンを備えたクラシックな佇まいで支持を集めてきた。なかでも"TIEMPO PREMIER"が特別視されるのは、1994年のアメリカ・ワールドカップの決勝に立った22人のうち、ほぼ半数が同モデルを着用したとされる。またロマーリオを擁するブラジルはPK戦の末に4度目の世界制覇を達成。パオロ・マルディーニら守備の名手にも選ばれたことから、攻撃と守備、南米と欧州のスターたちを結びつけた象徴的な一足となった。ブラックレザーにホワイトのスウッシュを配した姿は、サッカー史とスパイク史の両方に刻まれるアイコンとして語り継がれている。その精神は、ヘリテージ色を強めた"TIEMPO LIGERA PRO HERITAGE(ティエンポ リゲラ プロ ヘリテージ)"や、ロナウジーニョの記憶を宿す"CRYOSHOT TIEMPO LEGEND R10(クライオショット ティエンポ レジェンド R10)"などにも受け継がれている。
本作は、その"TIEMPO PREMIER 1994"をブラック/ホワイトで忠実に呼び起こしながら、現代のストリートへ向けてアップデートした一足となる。アッパーは艶やかなブラックレザーを主体に、前足部にはボールタッチを想起させるキルティング状のステッチを配置。クォーターパネルにはキャンバス調のストリップを重ね、サイドにはホワイトの大型スウッシュ、ヒールには迫力ある"NIKE"ロゴを掲げて、1990年代のスパイクらしい質実剛健なムードを再現している。折り返し式のタンをめくると、ゴールドで縁取られた"TIEMPO PREMIER"のロゴが現れ、当時のブーツにあった特別感を演出。足元にはZoomXフォームのインソールと、スタッドの存在を透かして見せるアイスブルーの半透明TPUソールを組み合わせ、競技用具の記憶をファッションとして楽しめる仕様へと変換した。さらに、スニーカーそのものを展示するような専用ボックスも用意され、"CRYOSHOT"らしいコレクション性も高められている。
海外では2026年夏頃にナイキ取扱店にて発売予定。価格は未定。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。
Item Detail
ナイキ クライオショット "ティエンポ プレミア 1994" ブラック/ホワイト (IQ8158-001)
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