カナダ・オンタリオ出身、ケンタッキー大を経て2018年ドラフト11位でNBA入りした"SHAI GILGEOUS-ALEXANDER(シェイ・ギルジャス=アレクサンダー)"。ロサンゼルス・クリッパーズでルーキーシーズンを過ごした後、2019年にポール・ジョージの大型トレードで"OKLAHOMA CITY THUNDER(オクラホマシティ・サンダー)"へ移籍。再建期の若きコアから、現在ではチームとリーグを代表するスーパースターへと成長を遂げた。
198cmのサイズを持つガードながら、爆発的なスピードだけに頼らず、緩急、長いストライド、細かなフットワークで相手のタイミングをずらすのが最大の武器。ドライブからのフィニッシュ、ミドルレンジでのプルアップ、接触を受けながらも崩れないバランス、試合終盤の落ち着いた得点力まで、静かにディフェンスを解体していくようなプレースタイルである。2024-25シーズンは得点王、レギュラーシーズンMVP、ファイナルMVPを獲得してサンダーを初優勝へ導き、2025-26シーズンも平均31.1得点、6.6アシスト、4.3リバウンド、FG55.3%を記録。2年連続MVPとクラッチプレーヤー・オブ・ザ・イヤーを獲得し、175クラッチポイントでもリーグトップに立った。
2025年夏にはサンダーと4年2億8500万ドルの延長契約を結び、2030-31シーズンまでチームの中心に据えられた。一方でフットウェアでは、2026年6月に"NIKE BASKETBALL(ナイキ バスケットボール)"のシグネチャーファミリー入りが明らかとなり、2020年から続いた"CONVERSE(コンバース)"とのパートナーシップは一区切りを迎えている。だからこそ、今回浮上した"SHAI 001(シェイ 001)"の派生モデルは、彼が"CONVERSE BASKETBALL(コンバース バスケットボール)"のクリエイティブディレクターとして築いたデザイン思想を読み解くうえでも興味深い存在となる。
2025年に発表された"SHAI 001"は、SGA自身のスケッチや感性を反映した初のシグネチャーモデル。足全体を包み込むパフ感のあるモールドアッパー、スタイリングを変えられるロック式ジッパー付きシュラウド、内側のブーティー、ウェビングとギリーレーシングによるフィット調整を組み合わせ、コート上のロックダウンと日常でのスタイル性を両立させていた。さらに前足部にはNIKE ZOOM AIRを搭載し、アウトソールには素早いカットや方向転換を支えるラジアルトラクションを配置。パフォーマンスシューズでありながら、SGAのファッション感覚まで映し出す一足として存在感を放った。
新たに披露されたのは、その象徴でもあったジッパー付きシュラウドを取り除き、オーソドックスなシューレース構造へと置き換えたレース仕様。流線的なローカットのフォルムや丸みを帯びたボリュームは受け継ぎながら、足元の見え方はより開放的で軽快になった。レースで細かく締め上げられるため、視覚的にも実用面でもフィット感をイメージしやすく、"SHAI 001"の近未来的な個性を少しだけ親しみやすいバスケットボールシューズの表情へと引き寄せている。カラーは、SGAがカナダ代表の練習で着用したピンク系、ベージュ、ブラックが確認されている。ジッパー仕様のスタイリッシュなシルエットとは異なり、オフシーズンのワークアウトに似合う軽さと、ライフスタイルにも馴染む抜け感が魅力だ。
発売情報は現時点では未定。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。
(pic. SNEAKER NEWS)