"NIKE(ナイキ)"の歩みを語るうえで欠かせないのが、共同創業者でありオレゴン大学の陸上コーチでもあった"BILL BOWERMAN(ビル・バウワーマン)"の実験から生まれた"MOON SHOE(ムーン シュー)"。硬いトラックで軽く、確かなグリップを生むアウトソールを求めた彼は、家庭用のワッフルメーカーの格子模様から着想を得て、のちに"WAFFLE SOLE(ワッフルソール)"と呼ばれるパターンを考案した。1972年には米国オリンピックトライアルに向けて少数のプロトタイプが手作業で作られ、その足跡が月面に残る跡を思わせたことから"MOON SHOE"の名で語り継がれるようになった。のちの"OREGON WAFFLE(オレゴン ワッフル)"や"WAFFLE TRAINER(ワッフル トレーナー)"へとつながる、ナイキ初期ランニングの出発点でもある。
近年は"JACQUEMUS(ジャックムス)とのコラボレーション"をきっかけに、オリジナルカラーで復刻を果たし、ロープロファイルなファッションシューズとしても再評価が進んでいる。
本作は、秋冬にも馴染む"LEATHER SP"としてアレンジした一足。通常のナイロンベースとは異なり、アッパー全体にフラックスカラーのレザーを採用し、サイドのスウッシュにはペールアイボリーをセット。ステッチや切り替えが薄底の輪郭を際立たせ、履き込むほどに柔らかな表情が増していく。足裏にはガムミディアムブラウンのワッフルソールを合わせ、初期ランニングシューズらしい道具感を残しながら、落ち着いた街履きとしても使いやすい仕上がりへ導いている。差し色としてインソールにグリーンを配しているのも、ブラウン系のボディにほどよい鮮度を添えるポイントとなっている。
海外では2026年秋にナイキ取扱店にて発売予定。価格は未定。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。
(pic. Sneaker News)