2008年、競技を終えたアスリートの足を休ませるためのリカバリーシューズとして登場した、"NIKE(ナイキ)"の"AIR REJUVEN8(エア リジュビネイト)"。北京オリンピックでは米国代表選手団のポディウムシューズにも採用され、その個性的な構造が広く知られることとなった。デザインを手掛けたパム・グリーンは、果物を包む保護ネットや北京国家体育場の鉄骨構造から着想を得て、格子状のTPUケージとメッシュブーティーを組み合わせた。"SOCK RACER(ソックレーサー)"、"AIR HUARACHE(エア ハラチ)"、"AIR KUKINI(エア クキニ)"、"ZVEZDOCHKA(ズヴェズドッカ)"といったナイキの実験的なモデル群にも連なる一足である。
外側のケージと内側のブーティーを分けた二層構造は、通気性を確保しながら足を包み込むための設計だった。ブーティーは取り外しや洗濯が可能で、単体でも履けるモジュラー仕様を採用。ファイロンミッドソールと内蔵Airユニット、足の動きに沿って屈曲するアウトソールを組み合わせ、リラックスした時間にも歩きやすさをもたらす。フォームシューズやクロッグが定番となった現在に見ると、18年前の発想がいかに先を行っていたかが分かる。
今回は、ブラックをベースに、艶のある半透明ケージへ不規則なマダラ模様を重ねた。光を受けて変化する表面と、ケージ越しに覗くインナーブーティーが、ワントーンの足元へ豊かな陰影を加える。サイドのスウッシュとブラックのソールで輪郭を整え、軽装になりやすいサマーシーズンでも存在感を発揮。サンダル感覚の涼しさとスニーカーらしいホールド感を併せ持つ、暑い季節に取り入れたい一足となっている。
国内では2026年8月1日よりナイキ取扱店にて発売予定。価格は22,000円 (税込)。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。
(pic. FORGET-ME-NOTS)