大地を思わせる秋色と起毛スウェードで"AM95"を刷新!
1995年、ランニングシューズの常識に挑んだ"NIKE(ナイキ)"の"AIR MAX 95(エアマックス95)"。その波打つサイドパネルの出発点は、オレゴン州ビーバートンの雨の日の風景にあった。デザイナーの"SERGIO LOZANO(セルジオ・ロザーノ)"は、湖の向こうに広がる木々を眺めながら、雨が大地を侵食し、その中からシューズが掘り起こされる様子を想像。幾重にも重なる地層をスケッチへ落とし込み、後に人体の筋肉や肋骨、背骨の構造を重ね合わせることで、独創的なフォルムを完成させた。
オリジナルのグレーの濃淡とブラックのミッドソールにも、雨の中やトレイルを走るオレゴンのランナーを意識し、泥汚れを目立たせないという狙いがあった。しかし、社内では「グレーは売れない」と懸念され、従来とは異なるデザインにも賛否が分かれたという。それでもロザーノと開発チームは企画を推し進め、前足部まで可視化したエアとネオンイエローのアクセントを備えて製品化。発売後はストリートへと浸透し、日本ではハイテクスニーカーブームを象徴する存在となった。当初の不安を覆した造形は、30年以上を経た今も素材や配色を変えながら支持を集めている。
今回は、そんな立体的なパネル構成を秋冬らしいスウェードで楽しめる一足が登場する。サイドを毛足の長い素材で覆い、淡いファントムから落ち着いたダスティオリーブ、深みのあるダークヘーゼルへと色を切り替えた。起毛の陰影が波状のラインを際立たせ、細く走るブラウンと明るい色の帯が全体にメリハリを加える。シューレースや履き口も柔らかな色調で揃え、飴色のミッドソールにブラックのアウトソールを組み合わせた。前後のビジブルエアが存在感を放つ"BIG BUBBLE(ビッグバブル)"仕様をベースに、ハイテクな造形と素朴な素材感を両立している。
過去には、侵食というデザインの原点をテーマにした2024年の"UNEARTHED(アンアースド)"も登場。今作もまた、土や岩肌を思わせる配色によって、地層のようなパネルの魅力を引き出している。
海外では2026年にナイキ取扱店にて発売予定。価格は$190と報じられている。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。
Item Detail
【2026年発売予定】ナイキ エアマックス 95 ビッグバブル ファントム/ダークヘーゼル/ダスティオリーブ (IZ6187-032)
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