鮮やかなレーサーブルーで未来的なシルエットを際立たせる!
"NIKE(ナイキ)"の歴史において、"SHOX(ショックス)"は異端のクッショニングシステムとして強烈な存在感を放ってきた。1982年に"AIR FORCE 1(エアフォース1)"を生み出した巨匠、"BRUCE KILGORE(ブルース・キルゴア)"。1984年、彼はスプリングのような機械的な構造をシューズへ組み込み、着地の衝撃を受け止めながら反発力へ変えるというアイデアに着目した。ところが当時の素材や成型技術では、十分な安定性、耐久性、反発性をひとつのシューズに落とし込むことが難しく、試作は長い時間を要した。金属スプリングやヒンジ、フォームコラムなど、幾度もの実験を経て、2枚のプレートと弾性に優れたコラムによる構造へと進化。構想から16年を経た2000年、ついに"SHOX"は市販モデルとして姿を現した。
その最初期を代表するのが"SHOX R4(ショックス R4)"である。"SHOX"と聞くと、2000年シドニー五輪で"VINCE CARTER(ヴィンス・カーター)"が着用したバスケットボールモデル"SHOX BB4"の印象も強いが、R4はランニングシューズとして登場した一足だった。ヒールに4本のコンプレッションコラムを並べ、着地時に沈み込み、元へ戻ろうとする反発で推進力を生み出す。その構造をソール内部へ隠すのではなく、あえて外側へ見せたことが、R4を2000年代ハイテクスニーカーの象徴へ押し上げた。
デザイン面でも"SHOX R4"は時代を先取りしていた。シルクのように滑らかな合成素材のアッパー、流れるようなリブ状のライン、細かく打ち込まれたレーザーカットの通気孔は、宇宙服や宇宙飛行士のギアから着想を得たとされる。2000年という新しい時代の幕開けにふさわしく、地面を蹴って前へ進むランニングシューズでありながら、どこか未知の宇宙へ向かうようなフューチャリスティックなムードをまとっていた。丸みを帯びたトゥ、鋭く走るサイドライン、後方に集約されたメカニカルなヒールユニットが一体となり、当時のスニーカーシーンに強烈なインパクトを与えた。
今回は、レーサーブルーとブラックで構成された一足。アッパー前方には鮮やかなブルーを広げ、ヒールへ向かってブラックへ沈み込むようなグラデーションを効かせている。光沢のあるアッパーに浮かび上がる流線的なラインが、"SHOX R4"本来のスピード感をさらに強調。Y2Kムードの再評価が進む現在において、懐かしさだけでなく、今見ても新鮮な未来感を放つカラーリングへと仕上げられている。
海外では2026年7月1日にナイキ取扱店にて発売予定。価格は$155。日本国内での展開は未定。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。
Item Detail
ナイキ ショックス R4 レーサーブルー/ブラック (IQ7632-400)
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