2000年代のランニングアーカイブから蘇った"PUMA(プーマ)"の"HOMURA(ホムラ)"。そのルーツは、高機能ランニングライン"PUMA COMPLETE(プーマ コンプリート)"の流れを汲む"COMPLETE HOMURA"にある。軽量モデル"FUGA(フーガ)"とともに日本人ランナーの足型や走行感を見据えて作り込まれ、通気性の高いメッシュ、人工皮革の補強、アーチサポート、前足部と踵部で役割を分けたラバーなど、当時のランニングテクノロジーを複雑な造形へと落とし込んでいた。2026年には、"HEAT FIRE/ELECTRIC LIME"や"MATTE SILVER/HEAT FIRE"が復刻され、Y2Kテックランナーの再評価とも重なって注目を集めている。
"HOMURA OG HYPER"は、そのアーカイブの機能美をよりファッション性の高いカラーリングで押し出した一足。アッパーはテキスタイルメッシュを軸に、シンセティックオーバーレイ、メタリックなフォームストリップ、クォーターの補強パーツを重ね、パネルごとに異なる質感と奥行きを作り出している。ソールは厚みのあるランニング由来のユニットを採用し、横方向へ張り出したラインや前後で切り替えたラバーが、2000年代らしいスピード感とメカニカルな存在感を強調。単なるレトロ復刻ではなく、現在のストリートで映える“ハイパー”な見え方へと更新されている。
今作では鮮やかなカラーウェイで構成。トゥからミッドフットにかけては柔らかなイエロー、履き口やヒールにはレッドを効かせ、そこへシルバー、ブラック、グリーン、ブルー、パープルを細かく差し込むことで、焔のように揺らぐエネルギッシュな表情を作り出した。派手な配色ながら、メタリックパーツと黒のラインが全体を引き締め、テックランナーらしい複雑なレイヤーを一層際立たせている。90年代末から2000年代初頭のランニングシューズが持っていた実験的なムードを、現代の足元で楽しめる一足だ。
海外では2026年6月より"SNIPES"にて発売中。価格は€119.99。日本国内での展開は未定。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。
(pic. PUMA)